大量の引き出物

結婚式では夫婦となるカップルが、実に幸せそうに見える。新婦は特にこの日の為にエステに通ったりダイエットしたりと頑張った結果なのか、一段と輝きをはじめとする増して見える。そんな幸せを祝福する結婚式に呼んで貰えるのは、有り難い事である。しかし実際は、ご祝儀を包まなければならないのが痛手だ。

なのでお返しに頂戴する引き出物は、少し期待が高まる。昔は陶器などとても重たい引き出物が多かったが、近年では簡素化されてカタログギフトを贈るタイプも増えている。

 

荷物が多いと持ち帰る事もなかなかの重労働なので、軽く軽量化されていると、それはそれで有り難い。何より、自分の好みの商品を選べる点が私は気に入っている。

昨年地方の親類が結婚する事になり、結婚式に呼ばれた。久しぶりの再開に、懐かしさという嬉しさでいっぱいになった。殆どが地元の招待客で、遠方から出席したのは私1人だった。田舎ならではの、盛大な式は近年稀に見る華やかさで私の度肝を抜いた。場所にもよるが、この街は盛大な結婚式を好むのだ。

 

式も無事に終わり、帰り自宅を済ませ引き出物を手にした。重たい、実に重たい引き出物だ。一体何が入っているのだろうか。この場で確認する事はさすがにデキないので、想像を膨らませながら引き出物を手に会場を後にした。

 

やっとの思いで自宅に到着し、中を開けてみると生物ばかりが入っている。

生の和洋菓子が3箱だ。菓子ならまだわかる気がするが、消費するのには1人ではとても無理だ。1番度肝を抜かれたのが、真空パックに入った魚だった。

引き出物に魚?見たことも聞いたこともなかったので私はただ困惑するばかりだった。